おうちがいちばん  絵本おすすめレビュー(育児と絵本のブログ)

2008年08月22日

おうちがいちばん

おうちがいちばん

バレリー・ゴルバチョフ絵、キャロル・ロス文
那須田敦訳

久々に更新、というのも、すっごくいい絵本をみつけたからです!

「おうちがいちばん」すばらし〜。

3〜4歳むけかな。

何回読んでも、すばらし〜。
楽しいお話です。絵も文もとってもすき。

うさぎがいろんな動物のところに泊まりに行くのですが、
どこにいっても、よく眠れるところはありません。
なぜなら…というお話です。

この本の何がいいって、大人が読んでも面白いところです。

リスの家はあきらめて、スカンクの家にいくニック。

以下、引用です。

−−
「ねえ、こんばん、とめてくれる?」

「えっ!どうぞ、どうぞ。100まんかいきたってどうぞだよ。」
と、スカンクはさけびました。

「うれしいなあ。これまで、だーれもとまりにきてくれなかったんだ。」


「だれも?」ニックは、ちょっぴり ふあんに なりました。

−ーー

ニックの手をぎゅっと握ってうれしそうなスカンクの絵があります。

しかしニックは

「ちょっぴり ふあんに なりました」


二人のギャップが、笑いを誘う装置になっているわけで、
(スカンクがすごくうれしそう→ニックは「ふあん」)
(そして、読者には、オチの予想もさせる)

ここに「ちょっぴり ふあんに なりました」って一行いれるのは、
丁寧だなあと思います。

絵もいいんですよ〜。

うさぎの姿、リスの姿、どの動物も、表情豊かで
かわいらしい。
静止画なのに、動物の輪郭の線がよいのか、
アニメーションのように、動物がやわらかく、生きている感じがします。

とってもおすすめ!
100点満点です。本当におすすめです。

で、この絵本で、私が好きなのは、
いろんな動物の特徴によって寝られないニックが、

そのときに、泣きもせず怒りもせず、

ただただ、

「えーそうなの?」

というところです。他との違いをただ認めるところが好きです。

子どもにも面白いけれど、大人が読むのにもむいていると思います。
大人は、違った風に読めるのではないでしょうか。

「おうちがいちばん」と思う気持ち、他の人との違いを認める気持ち、独立心というか、そういうものが根底にあるように思いました。

なんていっても、ただ楽しむのが一番いいかもしれないけれど。
ぜひ読んでみてくださいね!




posted by 大福かあさん at 21:31| 3歳児向け絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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